第8回ローカルベンチマークワークショップ開催報告(2025/6/28〜8/23実施)

お知らせ

知的資産経営研究会では、2025年6月28日(土)、7月26日(土)、8月23日(土)の3日間(基本日程)にて、第8回ローカルベンチマークワークショップを開催しました。

<会場>
・6月28日、7月26日:千葉市民会館
・8月23日:千葉市文化センター

※基本日程以外は、別日・企業訪問or別会場にて開催

本ワークショップは、ローカルベンチマーク等を活用して、参加企業の皆様が「自社の強み」や「将来のビジョン達成のための経営課題」への気づきを得ていただくことを目的としています。

今回は、県内の企業3社にご参加いただきました。
当日の様子や成果物、参加企業の皆様や支援者の感想について以下に報告します。

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<J社様>

●成果物:

・ローカルベンチマークシート
・現在価値ストーリー図

●参加者感想:

3日間を通じて会社の現状を話すことで、自分たちの取り組みが整理され、言語化された。その結果、自分たちが「頑張っている」「良い会社である」と再認識し、今後さらに取り組むための自信を持つことができた。これまで言語化できていなかったことが文字として可視化されたことで、「もっとこうしたい」「これはどうだろう」といった新たな課題に気づくきっかけにもなった。また、抱えていた大きな問題の一つが、相談する中で解決の方向性が見えたことや、経験豊富な方々からのアドバイスが、曖昧な考えで判断するのではなく、非常に心強かった。次回機会があればぜひ参加したい。

●支援者コメント:

全3回を通じて企業様がロカベンの仕組みや価値ストーリー図に理解・興味を持ってくださり、とても密度の濃い対話ができたと思います。最後には、顧客提供価値と価値の循環を形にすることができました。対話がきっかけで課題が解決したというお話もあり、ワークを超えてお役に立てたことは大変喜ばしく思います。支援者にとっても充実した会となりました。改めて御礼申し上げます。

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<F社様>

●成果物:

・経営デザインシート

●参加者感想:

6月から始まった3日間の日程はあっという間に感じた。今回のセッションを通じて、自社の3年後、5年後の可能性が非常によく見えた。この見通しを基に、社員との交流を深め、情報共有することで、今以上に良い会社になっていくという未来が見えた気がした。3回では足りないくらいなので、もっと回数を重ねたい。

●支援者コメント:

前回に引き続き、継続してヒアリングさせていただきました。現在の状態が以前から良い方向に変化していることをお聞きでき、現在価値ストーリーのワーク結果を従業員の方とも共有され、そこから新たな変化が生まれるなど、嬉しい事例も共有頂きました。更に将来への取り組みがワークを通して表現できました。社長と支援チームが一体になったワークとなり、新たな発見や経験に繋がりました。大変貴重な機会を頂きありがとうございました。

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<I社様>

●成果物:

・ローカルベンチマークシート
・現在価値ストーリー図

●参加者感想:

まず、良い点を把握することの重要性を再認識できた。今回のワークショップで出た課題についても、できれば取り組んでいきたい。ワークショップが進むにつれて参加者から多くの意見が出たことが良かったと感じている。

●支援者コメント:

6人の従業員に社長が加わり、ワークショップを行いました。主体は従業員であり、初日は発言が少なかったですが、2日目、3日目と進むうちに発言も多くなってきました。最後には従業員自身が現在価値ストーリー作り上げ、また課題も挙がりました。これまでの経営者主体とは違い、今回は従業員主体のワークショップだったため、支援者にとっても貴重な良い経験となりました。

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参加企業様におかれましては、お忙しいところご参加いただきまして誠にありがとうございました。

知的資産経営研究会では、今後も「ローカルベンチマークワークショップ」を通じた知的資産経営支援を実践し、企業様に気づきを得ていただける機会をご提供するとともに、会員の知的資産経営支援スキルのレベルアップを図ってまいります。

御社の見えない「持ち味」を、私たちと一緒にローカルベンチマークシートで見える化してみませんか?きっと御社が将来ありたい姿に近づくための気づきを、お持ち帰りいただけます。

以上

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